テニス肘でお悩みの方へ〜原因と治療法〜

物を持ったり掴んだりする度に肘が痛むという方に向けて、痛みの原因と治療法をお伝えします。

肘の痛みの原因

肘の痛みの原因はいくつかありますが基本的には使いすぎです。その中でも多いのが上腕骨外側上顆炎、別名テニス肘です。テニスをする人に多いことからこのように呼ばれていますが、主婦の方や手をよく使う方にも多く見られます。

肘に痛みが起こる流れとしては、使いすぎによって手首を上に持ち上げる筋肉である前腕伸筋群に負荷がかかります。前腕伸筋群は肘の外側の骨(上腕骨外側上顆)に付着しています。手を使う動作を繰り返すことで前腕にある筋肉を伸び縮みさせます。繰り返し筋肉が伸び縮みする負荷は骨の付着部を何度も引っ張るようなストレスがかかり、やがて炎症が起こります。これがテニス肘になる流れです。

(画像引用)長野整形外科クリニックより

テニスなどのスポーツ

テニス肘と言われるぐらいですからテニスをしている人に多い痛みです。テニスではバックハンドでボールを打つ時に手首から肘まで衝撃が伝わります。基本的には使いすぎですが、テニス初心者の方は、まだフォームが定まっておらず、ラケットの面に正しくボールを当てることができないために負荷がかかりやすく発症しやすいです。また、ラケットの材質やガットの硬さなど自分の体に合っていない状態だと衝撃をうまく吸収できずテニス肘が起こりやすくなってしまいます。テニスだけでなくバトミントや卓球などラケットを使うスポーツは同じようにテニス肘になりやすく、週3回以上でテニス肘になりやすいという報告もありますので違和感や痛みが出た際は無理をせず休むことも大切です。

子育てや腕・手をよく使う仕事

テニス肘という名前ですが、テニスなどのスポーツ以外にも子育て中の主婦や荷物を運ぶ運送業の方、料理人や大工などの手首を良く使う仕事が原因で発症するケースも多いです。

赤ちゃんを抱っこしたり、重いものを引っ張り上げる、重い鍋を振るなど、日常的に手首や腕に負担のかかる動作を繰り返すことで、肘に慢性的な疲労がたまり、そのうちに筋肉の付着部の腱に炎症が起こります。

原因がなく痛みがでることもある

特に手や腕を使っていないのに痛みが急に出てきたという方もいます。年齢を加えるにつれて、少しずつ腕の筋力や肘の腱の強度が落ちてくることが原因です。テニスなどのスポーツや手や腕を使う職業に就いていないので「原因が思い当たらない」と言う方がほとんどです。テニス肘は30代以降の女性に多いことから筋力が落ちたり、主婦の仕事が多忙な方に多く見られます。

スマホが原因になることも

最近は、スマホを長い時間見ている方が増えています。寝転がってスマホを手で持っていませんか。スマホを握る際には前腕の筋肉を使いますので握っている間は常に筋肉を使っている状態になります。この状態が長く続くと疲労がたまり炎症につながります。

自分でできるテニス肘の見分け方

テニス肘かどうかを自分で確かめる簡単な方法をお伝えします。

・手のひらを下にした状態で物を持ち上げた際時に肘の外側に痛みがでるかチェック

・中指をピンと伸ばした状態で、もう一方の手で中指を下に押し下げる。その際に中指は押されないように耐えます。耐えている時に肘の外側に痛みがでるかをチェック

・拳を握った状態で、手首を持ち上げます。もう一方の手で拳を下に押し下げるように力を加えます。その際に持ち上げた拳が下に押されないように耐えます。耐えている時に肘の外側に痛みがでるかをチェック

テニス肘の治し方

基本的に、テニス肘は治りにくいです。なぜかというと、お休みする暇がない場所だからです。テニスに関わらず毎日物を持ったり手を使います。手を使うということは筋肉や炎症の起こっている部位に負荷をかけてしまうということです。治すには日々かかる負担より治る要素が多い状態にしないといけないので一度炎症が起きてテニス肘になってしまうとなかなか治りにくいのです。

では、どうしたらできるだけ早期にテニス肘を治すことができるのか・・・。

1 安静

使いすぎによる痛みですのでまずは安静にしましょう。テニスなどのスポーツではなかなか休めないと思いますが練習メニューを変えたりして負荷の少ない内容にするなど調整してください。

2 とにかく筋肉を緩める

筋肉が繰り返し縮むことで炎症が起こりますので、緊張状態になっている前腕の筋肉をとにかく緩めましょう。マッサージをするのもいいし、ストレッチもいいです。お風呂で温めてあげるのもいいですね。とにかく筋肉を緩めてあげることです。

3 サポーターを使う

肘の近くにサポーターをすることで負担を分散させることができます。どうしてもスポーツや仕事で負担がかかることが止められない方はサポーターで負担をできる限り減らすことが有効です。

はせべ鍼灸整骨院での治療

はせべ鍼灸整骨院では、テニス肘に対して手技で緩めたりストレッチをかけたりします。また、針治療は痛みを取ることに効果的なので痛みが強い場合やなかなか治らない場合はオススメです。針治療が苦手という方には超音波治療で施術します。超音波は手技だけでは届かない深部まで刺激を届かせることができます。

まとめ

テニス肘は手や腕の使いすぎで起こります。30代以降の女性に多くスポーツに関わらず主婦の方も多いです。治療の基本は筋肉を緩め、炎症を抑えること。なかなか治りにくいので早めに専門の治療を開始するようにしましょう。

ORGANIC鍼灸整骨院総院長執筆者 はせべ鍼灸整骨院院長 長谷部俊

鍼灸師 / 柔道整復師 / 柔道整復師専科教員

国家資格である鍼灸師と柔道整復師を取得。

大阪にある整形外科のリハビリテーション科、小児整形外科で従事。

国家資格

柔道整復師専科教員の資格を取得後、結婚を機に徳島県に帰省し、2009年はせべ鍼灸整骨院を開院。

分院に名西郡石井町にORGANIC鍼灸整骨院 石井院、徳島県板野郡藍住町に徳島藍住整骨院、愛媛県西条市にORGANIC鍼灸整骨院西条院がある。

痛みの施術を専門に年間のべ15000人以上の患者が来院する。